診療のご案内

急性虫垂炎

急性虫垂炎とは

下痢を伴わない右下腹部痛があり、歩くとおなかに響くなどの症状があります。

始めのころの症状としては、少し嘔気がある、最初胃のあたりが痛みその後右下腹部に痛みが移ってくるなどの症状が典型的です。
炎症がひどくなってくると発熱したり下痢したりすることがあります。

治療について

血液検査および腹部レントゲン、腹部エコー検査で診断し、その重篤度を把握します。
小児の場合は腫れた虫垂が破れて穿孔性腹膜炎になりやすいため、原則緊急手術が選択されます。

最近は腹腔鏡下手術を行うことがほとんどで、創部感染などの合併症も減り、術後入院日数も短くなりました。
炎症の軽い段階で手術を受ければ、数泊の入院で済みます。

大人で炎症所見がある程度ある場合は、緊急手術を避けてまず抗生剤でちらした後に、予定で腹腔鏡下手術を行うこともあります。
ただし、虫垂穿孔や虫垂周囲の膿瘍を合併している場合は緊急手術が優先されることが多いようです。

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