病気のお話

病気のお話

第26回日本消化器関連学会週間に参加してきました

2018年11月05日

腹部エコー検査の最新の情報を得てきました。

今後、腹部エコー検査で肝臓の硬さ、粘性および脂肪肝の程度が計測できる時代へとなりそうです。

患者さまの体への負担はありませんので、診療所などで威力を発揮できそうです。

当院でも可及的速やかに実施できるように検討したいと考えております。

JDDW

バイポーラー電気メスを導入しました

2018年10月23日

バイポーラー電気メスを導入しました。

これにより、繊細な止血処置が可能となり、手術時間の短縮および術後合併症の軽減に繋がります。

背中のできものをとるなどの手術が、合併症が少なく短時間でできるようになります。

また、指先の止血困難な傷も容易に止血することができます。

ボビー

C型肝炎の研究会で座長を務めました

2018年08月30日

市立豊中病院、消化器内科主任部長の稲田正巳先生と消化器内科部長の福井浩司先生とお会いし、楽しくお話をさせていただきました。

二人ともとてもおだやかで親切な先生です。私も座長を務め緊張していましたが、とても和やかな雰囲気で我々診療所のDrへご教授いただきました。

研究会

B型肝炎キャリアや既感染の患者さまは、定期的なフォローアップが必要です。

2018年06月28日

B型肝炎キャリアには、無症候性キャリアと非活動性キャリアの患者さまがおられます。

無症候性キャリアとは、乳幼児期にB型肝炎ウイルス (HBV)に感染し慢性肝炎に移行しているが、肝障害がない状態です。治療適応はなく6ヶ月から1年程度の間隔で血液検査を行いながら経過観察を行います。多くの患者さんは思春期から成人に達するとHBVに対して旺盛な免疫応答が惹起されて肝炎を発症します。約9割の患者さまは肝炎は自然に鎮静化して非活動性キャリアとなりますが、約1割の患者さまは肝障害が持続するため積極的な治療介入が必要となります。

上述の非活動性キャリアの診断は1回だけの血液検査だけではなく、経時的な変化も重視して慎重に行います。具体的には4ヶ月間隔で最低1年以上血液検査を行い判断します。非活動性キャリアは治療待機する場合と肝がんの発がんリスクが高いため治療を行う場合があります。どちらの場合も定期的なフォローアップが必要です。

成人になってHBVに感染すると9割以上の患者さまは無治療のままHBVが排除され一過性感染で終わります。このような患者さまをHBV既感染と称し、治療適応はありません。しかしHBV既感染の患者さまが、ステロイドや免疫抑制剤、抗がん剤などを投薬される場合は、自己の免疫力が低下してHBVが再増殖することがあります(HBV再活性化)。HBV再活性化による肝炎は重症化しやすいため、免疫力を下げる薬剤を投与する場合は、HBV再活性化が起こらないように頻回の血液検査でのモニタリングやHBVの増殖を抑制する薬の服用が必要です。

成人になって感染し上述の既感染とならずに、慢性肝炎になることがあります。本人の自覚はないけれど、偶然B型肝炎の検査で異常を指摘されたなどの場合も該当します。この場合はB型肝炎のウイルス量や肝炎の程度(ALTの値)および肝臓の硬さなどを調べて、治療適応があるかどうかを判断いたします。

膵のう胞は定期的なフォローアップが必要です。

2018年06月26日

健康診断で膵のう胞を指摘された場合には、定期的なフォローアップが必要です。

膵のう胞の中には、膵臓がんの前がん病変になるものもあります。

健診で指摘されたら、腹部エコーに加えてMRIもしくは腹部造影CTを行い膵菅の拡張している程度やのう胞の大きさ、さらにのう胞の中に結節があるかなどを調べます。また、腹部エコーでは膵臓全体を完全にはみることができませんので、これを補完する目的もかねてMRIもしくCT検査を行い膵全体を調べます。この初回の画像検査で膵臓がんが疑われる場合は、手術の適応があるかどうかさらに詳しく調べることになります。膵臓がん合併の可能性が低い場合は、半年毎に画像フォローを行います。のう胞の中に結節像が出現したり、膵菅拡張の程度がひどくなった場合は、手術になることがあります。このようにして膵切除を行い、病理検査でがん細胞がのう胞壁にとどまる場合は、術後5年以上無再発の経過をたどる可能性が高く、いわゆる症状が出てから見つかる通常の膵がんに比べて予後は良好です。当院では腹部エコー検査に加えて、連携医療機関でMRIもしくは腹部造影CTを行い、膵のう胞のフォローアップをさせていただきます。

 

中性脂肪を下げる新しい薬を処方できるようになりました。脂肪肝にも効果があります。

2018年06月01日

本日より、中性脂肪を下げる新しい薬を処方できるようになりました。
脂肪肝にも効果があり期待されています。
従来より中性脂肪を下げる薬が主に2種類あり、脂肪肝で肝機能異常を指摘されている患者さまに投薬しておりました。
しかし、腎機能低下の副作用や時に肝機能を逆に悪くする場合がありました。
今回の新規薬剤はこれらの欠点がなく、従来の薬にとってかわる可能性が大いにあります。
中性脂肪高値と脂肪肝を指摘されている患者さまはぜひ一度当院にご相談ください。

病気のお話 ④ 便秘症の治療は進化しております。

2018年03月16日

便秘症はとても頻度は高いのですが、従来はあまり注目されていませんでした。ところが、最近になり診療ガイドラインが発行され、さらに新しい便秘症の薬が相次いで発売されて本腰を入れて治療しようという流れになってきております。従来から日本でよく使われているセンノシド、センナなどの大腸を刺激する下剤は、常用すると大腸粘膜が黒くなり前がん病変である線種ができやすくなります。さらに大腸が緩んでしまい最終的にはどの薬剤も効かない難治性の便秘症に陥ってしまいます。このため、欧米では過去の薬とされ現在は使われていません。日本におけるこのような便秘薬の使われ方を直そうという思いもあって慢性便秘症診療ガイドラインが作成されました。便は毎日でないと便秘というわけではなく、4日以上でないときを便秘と考えます。前述の大腸刺激性下剤は常用せずに4日以上でないときに使用するのが適切と考えます。このため慢性便秘症のかたは他の薬も使って便通をコントロールすることになります。カチカチの硬い便を軟らかくする薬としては、酸化マグネシウム製剤に加えて新しい2種類の薬があります。また、便秘にも下痢にも効く漢方薬もあります。さらに、この4月には大腸内の胆汁酸を生理的に増やす新しい薬が発売されます。胆汁酸は大腸に水分を分泌させ、さらに大腸の動きを促進させる働きがありますので、上述の薬を服用すると排便が促進されます。その他、投薬以外にも大腸をゆさぶるようなストレッチや運動により便秘が改善します。また、小児の便秘症もめずらしくなく、突然の嘔吐を症状として来院されることがあります。小児の便秘は直腸に便塊が充満して栓をするような形の便秘が多く、浣腸や浣腸座薬をつかってこの直腸内の便塊をだして一度リセットすると治ります。このようにして最近は便秘症の治療が進化してきていますので、便秘でお悩みのときは一度当院にご相談ください。

病気のお話 ③ 脂肪肝の治療は、ダイエットのほかに薬物治療も効果があります 

2017年03月20日

健診で脂肪肝を指摘されて医療機関を受診した際に、とにかく体重を減らせば良くなりますと医者に言われて困ったことはないでしょうか?

仕事が中心の世代の人たちは、運動をする時間を確保する余裕がなく、また酒席の仕事が頻繁にあることが多く、なかなか体重を落とすことができません。ダイエットが良いことはわかっているが、それができない状況にある人たちはたくさんいます。

しかし、このように猛烈に働いている人たちが今の日本を支えているのです。
私はこの現役世代の健康を守ることも使命だと思っています。

脂肪肝の患者は後の糖尿病の予備軍ですが、糖尿病が発症するまでにはしばらく時間がかかるので仕事ができてしまいます。
今のハードワークを続けながら、将来糖尿病や肝がんにならないよう今の段階から脂肪肝を治療する方法はないのでしょうか?

現在脂肪肝の治療はダイエットの他に、様々な薬物治療があります。
ビタミンEは抗酸化作用があり約8割の脂肪肝の患者さんで有効です。
また、肝臓から脂肪を排出させる薬や、体から糖を尿の中へ排出させる薬も劇的な効果があります。

脂肪肝の約1-2割に肝硬変にまで至っている患者さんが存在し、この場合年率約3%の発癌率があり、結果的に肝臓で亡くなることが稀ではありません。

健診で脂肪肝を指摘された場合には、脂肪肝の程度を調べ、自分にあった薬物治療をみつけるために当院への受診をおすすめします。

病気のお話 ②  胆のうポリープは腹部エコーでの経過観察が必要です。

2017年02月24日

胆のうポリープが腹部超音波検査などで指摘された場合は、必ず経過観察が必要と判断されます。これはなぜでしょうか?胆のうポリープの中に小さな癌が含まれている可能性があるからです。

大きさが10 mmを超えてきますと、そのポリープの中に小さな癌が含まれている可能性は約6割あります。
さらに、胆のうは胃や大腸と比べて壁が薄いため、胆のう癌は微小癌でもリンパ節転移や腹膜転移をきたしやすい性格があります。このため、10 mm以上の大きさのポリープは手術の絶対適応となります。

反対に5 mm以下のポリープの中に小さな癌が含まれている可能性は5 %以下ですので、この場合は手術の適応はなく経過観察となります。

大きさが5-10 mmの場合は、そのポリープの形や大きくなるスピードなどを加味して経過観察をするか手術をするかを決めます。経過観察の方針となった場合は半年毎に腹部エコー検査をしていくのが一般的です。

健診などで胆のうポリープを指摘された方は、まずは当院にご相談ください。
なお、腹部エコー検査は原則、初診時とは別の日に予約検査で行います。

初診時の当日に腹部エコーをご希望のかたは、火曜日午後に設けています肝胆膵初診外来をご予約ください。

お電話 ( 06-6170-7575 )で予約を承っておりますのでよろしくお願いいたします。

 

病気のお話 ① 肝機能異常とは、どの検査データをみて指摘するのですか?

2017年01月18日

健診などで肝機能異常を指摘され精査が必要となった患者さまへ:

一言に肝機能異常といいましても肝機能を示す指標はいろいろとあります。

肝機能には今現在肝臓の細胞が障害を受けている程度を表す指標(AST, ALT , γ-GTP, ALPなど)と、肝臓の予備能力を表す指標(アルブミン、ビリルビンなど)や肝臓の硬さを表す指標(血小板、Ⅳ型コラーゲン・7Sなど)があります。

AST(GOT)は、肝臓のほか心筋、骨格筋、赤血球などの細胞が壊れると異常高値を示しますが、ALT(GPT)は主に肝細胞が壊れたときに異常高値を示します。従って肝細胞壊死以外の状態、すなわち心筋梗塞で心筋壊死をおこしたり、激しい運動で筋肉が壊れたり、採血時の物理的刺激で赤血球が壊れたりしたときには、ALTは上昇せずにASTのみが上昇します。このため、通常はALTの値に着眼しASTの値を参考にしつつ今現在の肝細胞の壊れ具合を判断します。そして、このALTの値を複数点で計測し上昇傾向にあるのか下降傾向にあるのかをみて、さらなる精査を急ぐかどうかを決定します。

つづく

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