お知らせ

B型肝炎キャリアや既感染の患者さまは、定期的なフォローアップが必要です。

2018年06月28日

B型肝炎キャリアには、無症候性キャリアと非活動性キャリアの患者さまがおられます。

無症候性キャリアとは、乳幼児期にB型肝炎ウイルス (HBV)に感染し慢性肝炎に移行しているが、肝障害がない状態です。治療適応はなく6ヶ月から1年程度の間隔で血液検査を行いながら経過観察を行います。多くの患者さんは思春期から成人に達するとHBVに対して旺盛な免疫応答が惹起されて肝炎を発症します。約9割の患者さまは肝炎は自然に鎮静化して非活動性キャリアとなりますが、約1割の患者さまは肝障害が持続するため積極的な治療介入が必要となります。

上述の非活動性キャリアの診断は1回だけの血液検査だけではなく、経時的な変化も重視して慎重に行います。具体的には4ヶ月間隔で最低1年以上血液検査を行い判断します。非活動性キャリアは治療待機する場合と肝がんの発がんリスクが高いため治療を行う場合があります。どちらの場合も定期的なフォローアップが必要です。

成人になってHBVに感染すると9割以上の患者さまは無治療のままHBVが排除され一過性感染で終わります。このような患者さまをHBV既感染と称し、治療適応はありません。しかしHBV既感染の患者さまが、ステロイドや免疫抑制剤、抗がん剤などを投薬される場合は、自己の免疫力が低下してHBVが再増殖することがあります(HBV再活性化)。HBV再活性化による肝炎は重症化しやすいため、免疫力を下げる薬剤を投与する場合は、HBV再活性化が起こらないように頻回の血液検査でのモニタリングやHBVの増殖を抑制する薬の服用が必要です。

成人になって感染し上述の既感染とならずに、慢性肝炎になることがあります。本人の自覚はないけれど、偶然B型肝炎の検査で異常を指摘されたなどの場合も該当します。この場合はB型肝炎のウイルス量や肝炎の程度(ALTの値)および肝臓の硬さなどを調べて、治療適応があるかどうかを判断いたします。


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